◎サブプライム対策基金について
以前より「相場観日経225先物dream」またはここのサイトでも今後に注目としてきた民間レベルのサブプライム対策基金について動きだでてきたのでコメントしたい。
サブプライム問題の解決のためシティグループ、バンクオブアメリカ、JPモルガンなどが中心になりサブプライム対策基金の設立を以前より発表していた。12月設立の予定との認識であったが、今のところ1月設立のようだ。当初掲げた融資枠1000億からは縮小し500億規模の融資枠のようだ、最長で10年の計画。日本のメガバンク3行にも終始要請がきて、50億ドルを要請したもよう。三菱UFJは米国に参加の金融機関を持っているが、みずほ、三井住両行は早速出資金の額の大きさに難色の様子。サブプライム鎮静化のためには協力の必要性は感じるものの、リスクも残りそうである。
仕組みに関しては
SIV(ストラクチャード・インベストメント・ビークル)運用のための特別目的会社から高格付け債権を買い取り、新たにCP(コマーシャルペーパー)を発行する仕組みのようだ。今はこのCP市場で買い手少なく、残高減少となっている。新たに発行するCPに順調に買い手が付くかも不安材料のようだ。
今のところ基金設立を主導的に薦めているのがシティGはじめバンクオブアメリカと米国での今回サブプライム問題で大きく損出を出した負け組み。
融資枠も当初発表からは縮小、調整も日本に要請はかけているものの難色の超えも上がるなど順調ともいえない現状だ。当初より、シティG救済のためと冷ややかな超えも出ていた。
おもしろいことに、もう一つの注目コールドマンサックスがこの基金の概要発表のあと、シティGの社債を買いに推奨している。今までゴールドマンはシティに対して格下げ等徹底して攻撃的な姿勢のように感じていた。今回は本心の評価か多少の懐疑的視点は残る。
ここまで批判しながらも、サブプライム問題の解決のためには効果あり、多少の前進の可能性を感じているのかも知れない。
今回の勝ち組のゴールドマンについてはもう一つ、英国金融ノーザンロックの問題にも絡んでいる。
先日ノーザンロックの国有化が伝わった時に相場は大きく反応した。英国の国有化すなわち、サブプライム問題に公的資金が入る可能性への期待だったと思われる。その英国財務省が、ノーザンロックの買収をゴールドマンサックスに打診しているようだ。
勝ち組ゴールドマンサックスは、人脈的にもポールソン財務長官はじめ世界の金融界の要職に数多く排出している。
今回のサブプライム問題は金融界にとっての買収劇での規模拡大には絶好のチャンス。金融界の再編の大きな計略があるとの見方で市場を見ているのもおもしろいのではないか。
話はそれたが、1月の正式なスタートとなれば今はそれほどの評価には繋がっていないが、それなりの安心感が出る可能性もあるとおもう。
今、
ABX指数は多少の反転を見せている。ここで下げ止まりの可能性も出てきた。チャート的にはこの後再度下の確認が入るとは思うが変化の兆しはある。
ただ、ゴールドマンの今後の動向も気になるところ。今回のシティGの社債への評価が「敵に塩を送る」程度のものか、本当に改善の糸口と思っているのが、まだ金融界にシナリオは残ってそうである。
民間レベルで解決していくのか、公的資金投入まで解決しないのか時間のかかるテーマのようだ。。
posted by 株225塾長 at 07:53|
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